今回のお目当ては「焼き肉」
肉が食いたい。揚げ物ではなく、シンプルに焼いた肉がいい。
だが、仕事ですさまじくエネルギーを削がれた僕は、
スーパーで肉を買う気力も、キッチンでフライパンを出す気力も0だ。
1人焼肉を楽しめる「焼肉ライク」もあるが、チェーン店は嫌である。
僕のスタンスは、そこしかないお店で食を楽しむことなのだ。
だから、何店舗もあるお店に興味をそそられることはない。
ということで、焼肉店をリサーチ。
そこで目についたお店は、「焼肉レストラン三宝苑」である。
場所は中野区、野方駅から徒歩3分。
1966年創業の老舗焼肉店だ。
赤と緑のネオンがまぶしい。
右にあるセブンイレブンと同じカラー配色で、圧倒的な存在感を誇る。
ドアを開けると、「予約されていますか?」と店員さんが声をかけてきた。
あ。やばい、すっかり忘れていた。
「予約していないんですけど、入れます?」と恐る恐る聞くと、
少々お待ちくださいとその場を離れた。
そしてすぐに戻ってきて
「1席空いていますので、ご案内します」との朗報が来た。
よしと心の中でガッツポーズをし、案内された席へ着席する。
想像以上に広い店内で、家族連れも多く見られた。
早速メニューを開き、心のままに注文した品は以下の通りである。
・センマイ刺し
・肉ばくだん
・タン
・ツラミ(青唐)
・ハラミ
・ミノ
・レバー
ちなみに、QRコードから注文が可能。
昔からのお店にしては最新の技術を取り入れている。
そして次々と運ばれてきた我の子らよ。
・センマイ刺し(1100円)
牛の第3の胃であるセンマイ。
これをゆでて細切りにし、刺身のように食べるコラーゲンたっぷりの料理である。
早速いただこう。
うん、サクッとした食感で面白い。そしてニンニクの香りが癖になる。
もっと食べたら、ザラザラな僕の肌に潤いを与えてくれるだろうか。
・肉ばくだん(1800円)
わぁ、どう見ても間違いない美味しさだぞ。
しその香りがアクセントになっているこの料理は、
納豆やネギ、卵黄などをかき混ぜて海苔で巻いて食べるスタイル。
巻くのが楽しい。僕はもう既にこの段階で鼻歌を歌っていた。
・タン(1800円)
定番中の定番である。
肉ばくだんを堪能しつつ、タンを焼いていく。
網から出る白い煙と、焼きあがった肉の匂いは、
僕のエンジンを再始動させた。
そしてあむっと一口で口に入れた瞬間、僕は当たりを確信する。
味付けは町焼肉らしいジャンキーさを含み、タレは不要であった。
・ツラミ(1500円)
続いて紹介するのはツラミだ。ツラミとは、牛の頬肉のことである。
青唐辛子をつけていただく。
それは味わい深く、噛むほどに旨味が溢れ出る。
ツラミ独特の筋がしっかりと切られており、柔らかくて食べやすい。
・ハラミ(1200円)
そしてハラミの登場である。
網目が十分についた厚切りのハラミは、食べた瞬間に僕の心を奪ってしまった。
とろける柔らかさと卵のコンビに、米がひたすら進んでしょうがない。
・ミノ(1200円)
ここでホルモンを再度堪能する。
大きくてプリプリ、食べ応え抜群でご満悦の一品だ。
・レバー(1200円)
最後は、臭みのまったくないレバーにお出ましいただく。
さらっとひっくり返すだけでOKと店員さんから助言をいただいた。
綺麗な味で甘みがある。
そして僕は締めとして、ユッケジャンスープ(1000円)を注文。
この焼肉タイムのフィナーレにふさわしい絶品だ。
コクと旨味が凝縮された、深い味わい。
はぁ。
すり減った心も外回りで疲れ切った体も、
この焼肉のおかげで回復。明日も頑張れそうだ。
帰宅後、気づいたことがある。
それは、僕が予約なしで食べることができた、とてもラッキーな男であったこと。
改めて口コミをチェックすると、予約したほうがいいとの情報にあふれていたから。
みんなには予約をして行くことをおすすめする。
ごちそうさまでした。
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店舗情報
店舗名 |
焼肉レストラン 三宝苑
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住所 | 〒165-0027 東京都中野区野方5丁目19−10 |
電話番号 | 03-3330-3167 |
営業時間 | 月・火・水・木・金
17:00 – 23:00 土・日 16:00 – 23:00 |
定休日 | なし |
※店舗情報は変更されている場合があります。