ハラヘッタ?

【八丁軒】ご飯が進んで仕方ない!ぷりぷりレバニラ玉

世田谷区

今回のお目当ては「レバニラ玉」

仕事帰りの夕方、ふと思い立ち、桜新町にある「八丁軒」を訪れることにした。この店の評判は以前から聞いており、特にレバニラ玉が絶品だという噂に惹かれていた。桜新町駅から徒歩数分、商店街を抜けた先にその店はある。

暖簾をくぐると、どこか懐かしい昭和の雰囲気が漂い、肩の力が抜けるような安心感を覚えた。

店内はカウンター席のみで、10席ほどのこぢんまりとした空間だ。壁には手書きのメニューが並び、どれも魅力的に見える。平日の夜ということもあり、私と同じような仕事帰りのサラリーマンや女性が数名見受けられる。店主は口数は少ないものの、料理に対する真摯な姿勢がその手際から伝わってくる。

この日はまずチャーシューの単品を注文。しっとりとした食感がたまらない一品で、お酒を頼まずにはいられない。

脂が程よく乗っていて、濃厚なタレが染み込んだ味わい深いチャーシューは、ひと口食べるごとに幸せを感じる美味しさだった。

そして、いよいよお目当てのレバニラ玉が登場した。

湯気とともに半熟卵の香りがふわりと広がり、思わず笑みがこぼれる。プリプリとしたレバーと、甘辛い醤油とみりんのタレが絡んだ野菜は、まさに完璧なハーモニーを奏でている。

レバーは鮮度が抜群で、臭みは一切感じられず、その柔らかな食感とコクのある味わいに驚かされた。卵が半熟の状態で具材全体を包み込んでおり、全ての要素が調和した一皿だった。ご飯が何杯でも進みそうだ。

餃子もまた、この店の自慢だ。

パリッとした皮の中には、ジューシーな具材がぎっしりと詰まっている。ラー油をたっぷり加えた醤油ダレに浸して食べると、肉汁の旨味が口の中に広がり、一つ、また一つと手が止まらなくなる。小ぶりなサイズ感なので、いくらでも食べられる気がした。

料理の提供が早いのもこの店の魅力の一つだ。混み合っていたものの、待ち時間はほとんど感じられなかった。接客はやや素っ気ないが、それがかえってこの店の良さを引き立てているように思う。

食事を終えて店を出ると、ほっとした満足感に包まれた。桜新町の「八丁軒」は、日常の喧騒を忘れさせてくれる心地よい場所だ。レバニラ玉と餃子、どちらもまた食べたいと思わせる味だった。仕事帰りに立ち寄る店として、これからも通うだろうと心に決めた夜だった。

ありがとう、ごちそうさまでした。

動画で見たい方はこちら

YouTube、Instagram、TikTokでもご覧いただけます。

店舗情報

店舗名 八丁軒
住所 東京都世田谷区桜新町1丁目19−13
電話番号 03-3420-1940
営業時間 11:30-14:00
18:00-21:00
定休日

※店舗情報は変更されている場合があります。