ハラヘッタ?

【肉そば 豊はる】肉々しいとはこのこと!神田の昼下がりに一人きしめんに挑む

ラーメン

今回のお目当ては「厚肉天玉」

忙しい日常の中、ふと自分に贅沢な時間を与えたくなる瞬間がある。今日はそんな気持ちに背中を押されて、神田小川町の『肉そば 豊はる』へ足を運んだ。


サラリーマンたちが行き交う神田の街並み。昼休みの時間帯ともなると、このお店の周りは活気に満ちている。小さな立ち食いそば店ながら、その看板には「関東風」の文字がしっかりと主張されている。

店内に入ると、予想通りサラリーマンでいっぱいだ。一人で来ている女性の姿もちらほら見受けられ、気負うことなくカウンターの一角を陣取る。

注文したのは「厚肉天玉」。その名の通り、分厚いチャーシューに、かき揚げ天ぷら、そして半熟玉子が絡む豪華な一杯だ。今回はさらに「春菊天」と「パイカ」をトッピングして、自分だけの贅沢バージョンを完成させた。

そして、選べる麺の中からきしめんをチョイス。きしめんが食べられるお店は少ないので、これは外せない。

まず目を引いたのは分厚いチャーシュー。そのボリュームに圧倒されながら、一口かじると、口の中でとろける柔らかさに驚く。味付けは控えめで、豚肉そのものの旨味がしっかりと楽しめる。不揃いな大きさがまた食感に変化を与えて楽しい。

そしてパイカ。豚軟骨をトロトロになるまで煮込んだこの一品は、箸で簡単にほぐれる柔らかさ。

濃いめのつゆとも絶妙に絡み合い、七味や山椒で味変するとまた新たな魅力を見せてくれる。

天ぷらは、春菊の爽やかな香りとサクサクの衣が印象的で、きしめんやつゆに良いアクセントを加えている。

肝心のきしめんはやや柔らかめだが、この濃い醤油感のあるつゆには絶妙な相性だ。関東風らしい醤油の強さに、イリコと鰹節の出汁がしっかり効いている。これは確かに多くの人を虜にする味だ。

立ち食いそば店というカジュアルな空間でありながら、『肉そば 豊はる』には料理へのこだわりと温かさが詰まっている。一人で立ち寄るにも気楽で、けれどその一杯はどこか贅沢。

また訪れる日が楽しみだと思いながら、満足感に満たされてお店を後にした。

ありがとう、ごちそうさまでした。

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店舗名 豊はる
住所 東京都千代田区神田小川町3-11-10
電話番号 03-6826-9426
営業時間 6:30-18:00
定休日

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