ハラヘッタ?

【六さん】じゅわっと甘出汁がたまらない!カツ丼を食べるならやっぱり昔ながらの町中華

中央区

今回のお目当ては「カツ丼」

平日の昼下がり、活気あふれる中央区の「六さん」を訪れた。昔ながらの町中華と聞いていて、一度足を運んでみたかったお店だ。お昼時ということもあり、店内はスーツ姿のサラリーマンで賑わっている。皆思い思いにラーメンや定食を楽しんでいる姿が印象的だ。迷わず席に着き、今回の目当てであるカツ丼を頼む前に、まずは「半カレーライス」を注文してみることにした。

ほどなくして運ばれてきた半カレーは、まさにオーソドックスな町中華スタイル。

たっぷりの玉ねぎが特徴的で、どこか懐かしさを感じる香りが食欲をそそる。玉ねぎの甘みもちょうどいい。一口食べると、粘り気のあるルーがご飯と絡み合い、じんわりと広がる優しいスパイス感が心地よい。派手さはないが、この親しみやすい味わいはクセになりそうだ。

次に登場したのは餃子。焼き面はカリッと香ばしく、ひと口かじると中からたっぷりのジューシーな餡があふれる。これぞ安定の美味しさ、という言葉がぴったりだ。特に野菜の甘みが引き立つ優しい味付けで、箸が止まらない。

そして、主役のカツ丼が運ばれてきた。

丼ぶりいっぱいに盛られたご飯の上に、こちらもたっぷりの玉ねぎとともに煮込まれたカツが鎮座する。黄金色に輝く卵がカツを覆い、その上から香る甘めのダシが期待を高める。カツはしっかりとした衣でサクサク感を残しつつ、柔らかな肉質が感じられる。玉ねぎの甘さと卵のとろみが加わり、一口ごとに優しい味わいが口いっぱいに広がる。どうして町中華のカツ丼ってこんなにうまいのだろうか。

カツ丼を食べながら、ふと周りを見渡すと、常連らしきサラリーマンたちが顔なじみの店員と談笑している光景が目に入った。この温かみのある雰囲気が、この店の人気を支えているのだろう。

「六さん」は、決して派手ではない。だが、その控えめな美味しさと親しみやすさ、そしてどこかほっとさせてくれる店内の空気感が、訪れる人々の心を掴んで離さない。次回はラーメンも試してみたいと思いつつ、満たされた気持ちで店を後にした。

 

ありがとう、ごちそうさまでした。

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店舗情報

店舗名 六さん
住所 東京都中央区日本橋久松町2−12
電話番号 03-3661-6463
営業時間 11:00-15:00
17:30-20:00(月~金)
定休日

※店舗情報は変更されている場合があります。