今回のお目当ては「とんかつ」
僕はグルメマニアだ。
だから、ミシュランガイドは毎年チェックしている。
常にアンテナを張っているジャンルは、とんかつとラーメン。
その中で、僕はビブグルマンに選出されたとんかつ屋さんに興味を惹かれた。
2021年にオープンし、2023、2024年とミシュランのお墨付きがついた実力店。
ということで、本日は黒豚とんかつ ほり壱へ。
港区新橋駅から徒歩4分。雑居ビルの地下にある。
事前のリサーチによると、
混雑を緩和するため予約優先になっているとのこと。
僕は予約をしたので、スムーズに入ることができた。
この空席案内表からは、すぐ枠が埋まってしまうことが読み取れる。
ミシュランが認めるとんかつ。
わくわくした面持ちで店内へ入る。
想像していたよりも小さなお店に驚いた。
カウンター4席、4人がけのテーブルが2席と、計12席のみ。
かなりコンパクトだ。
木目調のあたたかな雰囲気は、落ち着いた高級感を漂わせている。
今日は奮発して、アベル黒豚 ロース&ヒレカツ定食(2800円)を注文。
アベルって何?という読者に向けて説明しよう。
アベルとは、鹿児島県にあるアベル牧場で生産されている中でも、
特にクオリティが高い豚のことである。
店前に出ていた提灯からも分かるように、
このお店では鹿児島県産のみの豚を使用している。
高品質飼育を行う生産者から仕入れた豚は、
こだわり抜かれた逸品のとんかつへ変貌。
ちなみに、とんかつに匹敵するレベルで高評価を得ている
エビフライも有名だ。
定食もあるが、今回は単品(1200円)でいただくことにしよう。
最初に黒酢のピクルスが到着。では、いただきます。
おお、さっぱり。口当たりが良い。数秒で食べてしまった。
もう1皿食べたいくらいだが、それは言いづらい。
事前にお願いすれば、増量を頼めるのだろうか。
今度予約をする時、電話越しに聞いてみよう。
続いて運ばれてきたのは豚汁と白米。
たまたまなのか分からないが、大根と人参が多めの具沢山だった。
食べ応えがあり、かつほんのりとした甘さが口に広がる。
これから来るとんかつを待ち構えるには、ぴったりの一品。
そして数分後。お目当ての定食が着皿。
こちらはヒレ。
この柔らかさを知ってしまうと、チェーン店のとんかつはもう食べられない。
そして特徴的なのは、香りがもの凄いことだ。
さらにソースに全く負けない肉の旨味は、天下一。
続いてロース。最初は何もつけずにいただく。
塩はいらない。塩がなくとも、肉の旨味を存分に楽しめる。
こんなに濃い味がするお肉は初めてだ。
それに対比して、脂身の甘さは上品な味わい。
これに感動した僕だが、他に驚いたことがある。
それは、最後までとんかつを楽しめる未来が見えたことだ。
30代に突入し年齢を重ねると、揚げ物全般において脂っぽいものが
食べられなくなってくる。
そして胃もたれと戦うことになるのだが、
このお店は最後まで楽しめるとんかつだ。
卓上には塩とソース3種、七味がある。
お次はソースをかけて。
・とんかつソース
・甘くないとんかつソース
・味噌ソース
の3種で、僕は甘くないとんかつソースをチョイス。
うん。甘さがさらに引き立てられていて、
このソースで正解だ。
白米、キャベツは1杯おかわり無料。
もちろん、おかわりである。
食べている途中で、ついにエビフライが到着。
揚げ物をこんなにワクワクしながら楽しんで食べられるのはいつぶりだろうか。ニヤケが止まらない。
でかっ。幅も太く、17センチほどの大きさだ。
しっかりとした海老の旨味。ぎっちりとした歯応え。
何本でも食べられてしまうぞ、1本じゃ足りない。
そして、この少し風変わりなタルタルソースが面白い。
どこか忘れることのできない、特製タルタル。
心にしっとりと残るこの味には
どんな秘密が隠されているのだろうか。
ここのお店は、心地よいお腹いっぱいさを提供してくれる。
カツ、エビフライ共に、脂っぽさよりあっさりさが勝っており、とても上品だ。
ごちそうさまでした。次はエビフライ定食にしようかな。
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店舗情報
店舗名 | 黒豚とんかつ ほり壱 |
住所 | 〒105-0004 東京都港区新橋3丁目8−5 ル・グラシエルBLDG 13 地下1階 |
電話番号 | 03-6435-7211 |
営業時間 | 水
11:10 – 15:00 18:00 – 21:00 木・金 11:00 – 15:00 土 11:10 – 15:00 17:30 – 21:00 |
定休日 | 日・月・火 |
※店舗情報は変更されている場合があります。