今回のお目当ては「餃子」
餃子好きの私が向かったのは、八幡山駅から徒歩4分の「餃子館」。平日夜にもかかわらず満席で、さすが百名店の貫禄を感じる。カウンター席のみの小さな店内では、大将が目の前で餃子を一つ一つ丁寧に包んでいる。この光景を見ただけで期待が高まった。
人気店と聞いていたが、想像以上に混んでいる。小さな店内はカウンター席のみ、すでに満席だ。外観は某番組のとあるコーナーを彷彿とさせる雰囲気で、一瞬ためらったが、意を決して店内へと進む。
まずはチャーシューを注文してみた。
瓶ビールを片手に一口食べると、これがまた絶品だ。
ホロホロに煮込まれたチャーシューは口の中でとろけ、染み出すタレの旨味がたまらない。
ご飯にのせて丼にしても最高だが、ビールのお供としても完璧。餃子に目が行きがちな店だが、こうした一品料理のレベルの高さも特筆すべきポイントだ。
続いて定番の水餃子を注文した。メニューにはシンプルに「ニラ」「春菊」「シソ」の3種類。席の後ろで大将が一つ一つ丁寧に包む様子を見ながら待つこと約20分。目の前に運ばれてきた水餃子は湯気を立て、見るからにもちもちだ。
何もつけずにそのまま食べてみると、皮の弾力と餡の風味に驚く。特にシソ餃子は香りが抜群で、口いっぱいに広がる爽やかさが心地よい。紫蘇の香りとジューシーな肉汁のバランスが絶妙で、何個でも食べられそうだ。
続いて、焼き餃子とご飯セットが提供された。焼き餃子はカリカリの焼き目とモチモチの皮が特徴的で、餡はジューシー。
焼きたてを頬張ると、肉の旨味と野菜の甘みが広がり、これぞ餃子の醍醐味と思わせる美味しさだ。
さらにご飯を大盛りにしてもらったが、その量に圧倒される。
チャーシューを添えて食べると、これがまた最高の組み合わせ。シンプルだが、これ以上ない幸福感を味わえた。
店内は気さくな大将がひとりで切り盛りしており、アットホームな雰囲気。注文を受けてから餃子を包むスタイルが、この店の人気の秘訣なのだろう。「できたて」にこだわる姿勢は、味に確実に現れていた。
外観からは想像できないほどのクオリティとコスパに驚き、最後まで美味しく楽しめた。八幡山駅近くに住んでいたら、間違いなく通い詰めてしまうであろう名店だ。
作りたての餃子を楽しみたい人は、ぜひ「餃子館」へ。隠れた名店で絶品のひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
ありがとう、ごちそうさまでした。
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店舗情報
店舗名 | 餃子館 |
住所 | 東京都世田谷区上北沢4-29-19 |
電話番号 | 090-2446-0229 |
営業時間 | 17:00 – 22:00 |
定休日 | 月、火 |
※店舗情報は変更されている場合があります。