ハラヘッタ?

【中華麺舗 草むら】住宅街で大発見!ふわふわ&たっぷり大満足ワンタン麺

中華

今回のお目当ては「ワンタン麺」

休日の昼下がり、ふと思い立って杉並区の「中華麺舗 草むら」を訪れた。この辺りは、静かな住宅街が広がり、緑豊かな公園や昔ながらの商店街が点在するのどかなエリアだ。地域の人々が行き交う姿に、温かみと安心感が感じられる。そんな街の一角に佇むこの店は、派手さこそないが地元の人々に愛され続けている名店だという噂を聞き、期待を胸に暖簾をくぐる。

店内は昼時ということもあり、程よい賑わいを見せていた。カウンター席と小さなテーブル席が並ぶシンプルな空間に、温かみを感じる。

メニューを眺めながら迷いに迷い、今回はワンタン麺餃子、そしてチャーハンを注文することにした。どれも人気の定番メニューだと聞いて、どれから手を付けるか楽しみで仕方がない。

注文してからほどなくして、まず運ばれてきたのはワンタン麺(850円)。鶏ガラと魚介のスープは見た目からも澄んで美しく、箸を手に取る前から期待が膨らむ。一口啜ると、体に染み渡るような優しい味わいが広がり、思わず息を漏らしてしまった。

中太麺はどこか懐かしさを感じさせる食感で、スープとの絡みが絶妙だ。

そして今回の本命、ワンタンに目を移す。スープに蓋をするかのごとく敷き詰められたワンタン。儚げな薄い生地に包まれた餡がフワリと口の中でほどけ、予想以上にたっぷり入ったその枚数に満足感が得られた。

続いて運ばれてきた餃子(3コ350円)は、その大きさに目を見張る。二口でも食べきれるかどうかというサイズで、中のタネは粗みじんの野菜が主体。シャキシャキとした食感とさっぱりとしたヘルシーな味わいが印象的だった。たっぷり食べても罪悪感を感じさせない餃子は、この店ならではの特長だ。

最後に登場したチャーハン(650円)は、美しい「菊型」の盛り付けが目を引く一品。炒め具合はしっとり寄りで、控えめな味付けながらも旨味がしっかり感じられるタイプだ。

餃子やスープと組み合わせて食べると、その相性の良さがさらに引き立つ。味付けが控えめなため、好みが分かれるかもしれないが、私はこの優しい味わいが好きだ。

昼間の明るい日差しが店内を照らす中で食事をしていると、店主らしき方が手際よく餃子を包む姿が目に入った。その姿には、この店の料理への真心が感じられる。店を出た後、再び街の景色に目を向けると、近くの公園から楽しそうな子供たちの声が聞こえ、商店街の店先では笑顔で談笑する人々の姿があった。この穏やかな街の雰囲気と「草むら」の料理は、どこか通じるものがあるように思えた。

「草むら」は、派手さや刺激を求める料理ではないかもしれない。しかし、その控えめながら丁寧に仕上げられた一皿一皿が心に染みる。忙しい日々の中で、ほっと一息つける場所を探している人にはぜひおすすめしたい。

ありがとう、ごちそうさまでした。

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店舗情報

店舗名 草むら
住所 東京都杉並区大宮1丁目1−1
電話番号 03-3323-9360
営業時間 11:30-14:00
定休日

※店舗情報は変更されている場合があります。