今回のお目当ては「草餅」
数年ぶりに買いに来た。
お久しぶりです。こんにちは、志゙満ん草餅さん。
東京スカイツリーのお膝元である墨田区に位置し、
曳舟駅から徒歩20分のところにある。
このお店は1869年創業で、今年で156年。
明治時代から続く家族経営の草餅専門店だ。
香り高い生のヨモギと北海道の十勝産の小豆を使った自家製のこしあんが売りである。
懐かしい、この注意書き。

Screenshot
商品は生菓子だから、今日中に食べなければいけない。
手作りでかつ無添加なので、時間が経つと固くなる。
最も美味しく食べる方法を伝授するとしたら、買ってすぐに食べることだ。
接客がとても丁寧で気持ちがいい。
親切な店員さんで、ついついたくさん買っちゃいそう。
購入すると、こんなふうに緑色で包装されている。
さぁ、そして開封式。
この開ける作業が地味にワクワクするんだよなぁ。
そして6個の草餅が現れた。
くぼみがあるものとないものがそれぞれ3個ある。
これは、あん入りかあんなしかの違いだ。
あん入りの方が、くぼみがない。
それぞれの良さがあるので、2種類の購入をおすすめする。
あん入りはそのままもぐっと食べる。
丁寧な味ってこういうことを言うのだろうか。
無駄のない上品な味がする。ふわふわ柔らかい。
滑らかさは、餅と団子の中間。
これ以上のよもぎ餅って存在しないんじゃないか。
僕が好きなのはあんなしの方だ。
甲乙つけ難い究極の2択だが、あんなしは甘党じゃない僕にとっても手が伸びやすい。
ヨモギの香りが真っ直ぐに僕の鼻を突き抜ける。
そして、てんててーん。
お店から提供されたこの容器の登場だ。
この中には白蜜が入っている。
そして、くぼんでいるところにこんなふうに白蜜を入れるのだ。
さらにきなこも投入。
味は、変わらず完璧だ。
程よい甘さにきな粉が絡み、あん入りとは全く別物の餅が生まれる。
ちなみに余談だが、僕がこのお店を好きな理由の一つに、店名が関係している。
とても腰の低い、謙虚で真剣な老舗であることが伝わるからだ。
「志゙満ん」は、自慢を意味するが、
それは決してこのお店が優れていることを誇張するためではない。
どこへ出しても誇るに値する草餅を作る「志」を込めているのだ。
常に自分を律し、精進し続ける。
そんな意味が込められているこの店名の通り、このお店は
現に100年以上続く老舗として名を轟かせている。
日本人としてのアイデンティティがここに詰まっているようで、
僕は好きだ。
ちなみに草餅はバラ売りなので、食べたい個数を伝えれば良い。
もう1度言うが、おすすめは、あん入りとあんなしの2種類を買うことだ。
リピートアフターミー。
また、今回は買わなかったけど、
みたらし団子やどら焼きもとても美味しいと評判である。
この2つは賞味期限が草餅よりは少し長いので、大切な人への手土産にピッタリ。
草餅は賞味期限が当日中なので、手土産にするならしっかり渡す準備を
整えてから買いに行こう。
そしてとっておきのレア情報をもう一つ提供する。
知っているだろうか、常連さんしか知らない「草大福」の存在を。
いつか食べられることを夢見て、帰路へ向かう。
また買いに来ます、ごちそうさまでした。
動画で見たい方はこちら
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店舗情報
店舗名 | 志゙満ん草餅 |
住所 | 〒131-0034 東京都墨田区堤通1丁目5−9 |
電話番号 | 03-3611-6831 |
営業時間 | 月・火・木・金・土・日
9:00 – 17:00 |
定休日 | 水 |
※店舗情報は変更されている場合があります。