今回のお目当ては「ヒレカツ定食」
東京でとんかつといえば、「蒲田」「上野」「高田馬場」が激戦区。
今回は、ついに念願の「とん太」へ。
高田馬場駅から徒歩10分にある名店だ。
なぜ念願だったのか。
それは、このお店は週3の営業、そして1日3時間程度しかやっていない。だから行くタイミングがなかなかつかめなかった。
肌を刺すような寒さの中、行列に並ぶ。
だがそんなことは全く気にならない。
だって、やっと食べられるんだから。
ふと横に目をやると、メニューがあった。
もう食べたいものは決まっている。ヒレカツ定食(1,850円)だ。
そんなこんなで、店の中についに入ることができた。
ワクワクしながら着席して注文。
おや。とんかつの食べ方が書いてある。
「とんかつって、甘辛いソースで食べるんじゃないの?」とも思ったけど、ここは言わずと知れた名店だ。この指示通りに頂くことにしよう。
自家製の辛口ウスターソースにケチャップを混ぜる。
そして一切れは何もつけずに。
もう一切れは塩や胡椒で。
しかと心得ました、とん太さん。
料理が来る前に、すり鉢とすりこぎが提供される。すりすりすって、さあすりごまの完成。
そうして、料理を頂く準備を整えていると、ついにお待ちかねのヒレカツ定食がやってきた。
極上の衣とお肉、指示どおり、何もつけずに食べてみる。
フランス料理の技術を取り込み、低温で揚げたこのサックサクの衣。
このレベルの衣になると、濃厚ソースはせっかくの食感を壊してしまうのだ。
うんまいいいいい。美味しい。
ふわっとしてる。こんなとんかつ、初めてだ。
見た目は荒い衣。
でも食べてみるとふんぞり返る。その荒さだからこそ出る旨味。
とてつもない感動を生み出している。
そして、僕はヒレカツだけじゃ物足りなくなってしまった。
ここのお店は追加サービスとして、
・串カツ(300円)
・白身魚フライ(350円)
・イカフライ(350円)
・エビフライ(800円)
・お新香(500円)
・奴(350円)
・オムレツ(600円)
があるのだ。(変更になっている可能性があります。)
僕は串カツとエビフライを追加注文した。
待っている間、再びお新香と味噌汁を味わうことにしよう。
まずはお新香。
ここのお新香は格別に美味しいとの噂を耳にしたことがある。
作っている奥さんいわく「命をかけている」との発言は有名だ。
40年間同じぬか漬けを使っていて、毎日かき混ぜている。
漬ける時間にも時間差をつけるという徹底ぶり。
奥さんの想いとぬか漬けの歴史に敬意を表し、じっくり噛み締める。
うん、美味しい。
そして味噌汁。
このお店では、定食につく味噌汁の具を
・ワカメ
・シジミ
・豚汁
の3種類から選べるのだ。今回はシジミを選んだ。
はー。なんともいえない安心感に包まれる。
僕はいつも思う。優れた店ほど、味噌汁もお米も美味しいと。
奥様の丹精こめたお新香と味噌汁をじっくりと堪能中、
ついに串カツとエビフライが目の前に。
うわあああ。
「ヒレカツ食べた時にも感動したから、きっとこの串カツも感動するんだろうなあ」と思いながら口に入れる。
さ、最高だ….。やはり脂が甘い。
続いてエビフライ。
タルタルと合わせて、いざ実食。
驚きを隠せない。ここは、カツだけじゃなくフライまでも極上なのか。
ふう。さすが名店だ。普通のとんかつとは一線を画す。
僕が今までなかなか行けなかったように、
ここは週3で1日3時間程度の営業だ。
行列覚悟で、もしかすると並んでも食べることができない可能性もある。
食べに行くハードルは高いが、それでも僕は行くことをおすすめしたい。
伝説と呼ばれたお店に並び、名人のとんかつを食べるという経験は、
間違いなく我々の人生にプラスになるだろう。
人生の話を持ち出すまでに人を惹きつけてやまない「とんかつとん太」。
ごちそうさまでした。
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@umaimise 他の投稿→ @umaimise_gyuchan 行列ができるとんかつ屋さん。 週3日しか営業してないから、なかなか行けてなかったんだよね〜 衣は荒めなんだけど、ふかふかしてる。お上品なとんかつでした! ーーーーーーーー とん太 東京都豊島区高田3-17-8 #東京グルメ #高田馬場グルメ #とんかつ #とん太
店舗情報
店舗名 | とんかつとん太 |
住所 | 〒171-0033 東京都豊島区高田3丁目17−8 |
電話番号 | 03-3989-0296 |
営業時間 | 水・金・土
17:30 – 20:30 |
定休日 | 月・火・木・日 |
※店舗情報は変更されている場合があります。